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VOL.215『ガンの本態とは』 [体]

◆ガンという病気
 誰にでも、人生の最後には死が訪れます。戦乱の世なら戦死する人が多くいたでしょう。衛生環境の悪い国なら感染症で亡くなる人が多いでしょう。どのような原因で死亡するかはその国や時代の姿を映しています。日本では1980年代から死因の第1位はガンです。その結果、ガンは国民病と呼ばれるようになりました。
 古代にはガンによる死亡の記録はありません。その理由は多くのガンが体内深くの臓器で発生することから外から見ても分からなかったからです。また、ガンで死亡する前に伝染病などの感染症や脳卒中・心筋梗塞などで亡くなっていたこともあるでしょう。1760年から1839年の間のガンによる死亡を調査したところ、100人に1人もいませんでした。ガンが増加したのは150年前くらいからなのです。医薬品や衛生環境の改善によりガン以外の病気で死亡することが少なくなり、最後にガンになり死亡するのです。つまり、他の病気に対する治療法は進んでいるけれども、ガンの治療法は40年もの間、画期的な進展が見られていないということです。

◆ガン治療が進展しない理由
 ガンはガン化を起こすDNAを傷つける原因や機会が増えることで発症すると考えられています。DNAが傷つくことで細胞の制御システムが徐々に破壊され、無制限、無秩序な細胞増殖が始まります。ガン治療が進展しない理由は、感染症ならウイルスの種類を明確にすれば感染防御の対策ができますが、ガンはその原因が明らかでないためです。ガン細胞は栄養と酸素が供給されれば永遠に細胞分裂を続けるので「(悪性)新生物」とも呼ばれます。
 カラダを構成する細胞塊(組織・臓器)は1個の受精卵から始まります。この受精卵が分裂を繰り返すことでカラダが作られます。その作り方はすべての細胞の核にあるDNAの設計図が元となります。通常は、正常な細胞分裂にはさまざまな形で増加に歯止めがかかっています。細胞分裂は細胞増殖因子と呼ばれるタンパク質の信号を受けて行われます。細胞増殖を制御する仕組みが遺伝子の設計図に書き込まれているからです。
 また、正常な細胞は何か異常が発生したと察知すると遺伝子が働いて自爆し、異常な細胞が取り除かれる仕組みになっています。これをアポトーシスといいます。さらに、細胞には寿命があり、分裂してコピーされる度に染色体の末端にあるテロメアが少しずつ短くなります。テロメアが短くなると細胞は分裂できなくなります。これが細胞の死です。
 このように、正常細胞には分裂増殖を抑える仕組みがあります。また、カラダには免疫機能という防御能力があり、外部から侵入したウイルスや細菌を攻撃する仕組みがあります。通常、自分の細胞は攻撃しません。ところが、病原体からの攻撃を受けると正常細胞の分裂にミスコピーが生じ、蓄積してガン化します。生じたガン細胞は毎日5000個ほど発生しますが免疫担当細胞が攻撃排除してガンの発生を制御しています。ここで取り逃がしたガン細胞が増殖して成長するのです。

◆免疫力を上げよう
 1個のガン細胞が大きな塊になるまでには10年ほどかかります。若い頃には免疫力が強いので大きな塊にはなりにくいのですが、40歳を過ぎると免疫力が低下してくるので、ガン細胞は急速に増加する過程で変異を起こし、他の臓器に転移します。ガンは転移すると抗ガン剤を投与しても徐々に効果が薄れる薬剤耐性になります。
 ガンは生物の進化に似ています。親から子に遺伝子が受け継がれる際、遺伝子変異が起き環境に適合していきます。ガン細胞は細胞分裂するほどDNAが変異して高い増殖能力を持つ怪物になります。これが感染症よりガン治療が格段に難しい理由です。ガンにならないように免疫能力を維持することが大切です。

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VOL.210『病気を予防するカルシウムの働き』 [体]

◆骨や歯になるだけではない
 カルシウムといえば骨や歯の成分であることは知られていますが、他にも生命維持に直結した働きがあり欠かせない栄養素の一つです。
 カルシウムの大切な働きには心臓や脳を動かすための情報伝達機能がありますが、この機能が細胞分裂に関わることも知られています。精子と卵子が受精する時、精子の先端にはカルシウムが存在し、このカルシウムが信号となって受精した瞬間から細胞分裂が始まります。ですから、精子がなくても卵子にカルシウムを注入すればその信号が伝わって細胞分裂は始まります。これを処女生殖または単為生殖といいます。

◆カルシウム不足が招く疾患
 細胞分裂の盛んな組織、例えば、骨髄の造血細胞や腸管の上皮細胞などは放射線で障害されやすいのだそうです。この放射線からカラダを守るのが副甲状腺ホルモンです。副甲状腺ホルモンは細胞中のカルシウムを増加させ、細胞の分裂と増殖を促進させます。放射線によって障害された骨髄細胞や腸管上皮細胞が分裂増殖することで、放射線の被害から立ち直るという動物実験があります。ところが、副甲状腺ホルモンが細胞増殖を刺激する作用は両刃の剣で過剰に働くと、骨を溶かし出すスピードが増すのでカルシウム摂取不足では骨粗鬆症になります。遺伝性の病気で副甲状腺ホルモンが大量に分泌される原発性副甲状腺機能亢進症という疾患があります。この疾患ではガンの発生が増加します。副甲状腺ホルモンが長期にわたって過剰に分泌されるため細胞内のカルシウムが増加し続け、細胞分裂と細胞増殖が刺激され続けてガンが発症してしまうのです。
 食生活の中でカルシウム摂取が少なく、欠乏状態が続くと、腎臓の働きが低下するのでビタミンDの活性型ビタミンD3への変換が低下し、カルシウムの腸管からの吸収が低下します。同時に副甲状腺ホルモンの分泌が亢進するためガンが発症しやすくなります。
 また、カルシウム欠乏が続くと免疫機能も低下します。カルシウム摂取量が低下すると細胞内のカルシウム濃度が上がり、病原体を攻撃・排除する免疫担当細胞内にカルシウムが増えるため働きが低下してきます。すると免疫細胞間の情報伝達機能が混乱し、ガン細胞を攻撃するNK細胞の働きが低下するので、ガン細胞を見逃してしまい処理することができず、ガンが発生しやすくなるのです。つまり、カルシウム不足はガンの発症を助長することになります。カルシウム不足によって活性型ビタミンD3の働きが低下し、胃がんや大腸ガンになる人が増えます。カルシウムは食事中の脂肪酸と結合し、腸管内の老廃物の排泄を促進しますが、カルシウム摂取量が不足すると腸管内に大量の脂肪分が流れ、腸粘膜を刺激し続けるので大腸ガンの発生を助長します。
 カルシウム濃度は、細胞内液と細胞外液の間で1対10000の差があり、この割合が維持されていれば生理的に正常です。ところがこの割合が乱れ、細胞内のカルシウム濃度が増すと病気になります。細胞内にカルシウムが異常に入らないようにする薬がカルシウム拮抗薬です。カルシウムが細胞に入らないことで高血圧にも効果があります。また、抗がん剤としても有効です。

◆しっかり摂って健康を維持
 カルシウムを毎日しっかり摂り続ければ、細胞内にカルシウムが異常に入り込むことがないので、血液中のカルシウム濃度が一定に保たれ、健康寿命が伸びます。さらに、吸収されないカルシウムが腸管内の老廃物と結合して糞便と共に排泄されるため、大腸ガンの予防となります。
 しかし、カルシウムは加齢と共に吸収力が低下します。カルシウムやビタミンDを大量に摂っても吸収性に優れているカルシウムでなければカルシウム不足になってしまいます。吸収性に優れているカルシウムを十分に摂取するように心がけ、同時にマグネシウムを摂取すればカルシウムの吸収を助けるのでカルシウム不足を防ぐことができます。

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VOL.208『心房細動による疾患を防ぎましょう』 [体]

◆脳梗塞や心筋梗塞の原因になる
 近年、日本では高齢化が進み、加齢に伴う動脈硬化や高血圧症が同時に進行しています。これに関係するのが心房細動と呼ばれる心臓の不整脈です。心房細動によって心臓内に血栓が生じ、これが脳や心臓の血管を詰まらせ、梗塞を起こすことで脳梗塞や心筋梗塞が起こります。
 このような慢性疾患を予防するのに、心臓の冠動脈や脳動脈へのカテーテル医療法や血液をサラサラにして血栓をできにくくする抗凝固薬を用いる医療法があります。抗凝固薬は5年ほど前から使われ始め、予防法が画期的に進歩しました。抗凝固薬は服用を続けることが予防のために必要となりますが、予防薬の特徴としてその効果が明確でないため多くの人が途中でやめてしまいがちです。そうなると薬効が切れ、梗塞が起きる危険性が高まります。

◆高齢になると起こりやすい
 心臓は1分間に60〜70回という一定のリズムで収縮し、全身に血液を送り出しています。ところが、年齢を重ねると原因不明の不整脈が生じてきます。不整脈とは1分間に300〜400回の非常に速い頻度で脈拍が生じ、収縮力が弱まります。すると心臓では血液の流れる速度が非常に遅くなり、血液の流れが滞って、よどみが生じるので血の塊である血栓が心臓にできやすくなる、この状態が心房細動と呼ばれる不整脈です。
 60歳を過ぎる頃からこのような現象が急激に増加します。血栓は、たとえ血液がドロドロでなくても血液の流れが遅ければできてしまいます。さらに血管壁が傷ついていれば、何かの拍子に血管内に血栓が剥がれ落ち、それが血流によって脳に運ばれ、そこで血管を詰まらせれば、脳梗塞が起きてしまいます。心房細動が原因で発症する脳梗塞は心原性脳塞栓症と呼ばれ、多くの場合その後の社会復帰が困難なほど重篤化します。心房細動の50%以上は自覚症状が全くありません。つまり、ある時突然に脳梗塞を引き起こすのです。その時になって初めて心房細動に気づいて見つかったりします。
 心房細動を引き起こす最大の原因は加齢です。60歳を過ぎると心房細動に罹患する確率は急速に上昇し、70代以降では3%以上となります。同時に高血圧や肥満、糖尿病などのメタボの人でも多くなります。心臓は1日に10万回も拍動しています。脈拍の回数やリズムの変化に気をつけ、自分で気づくようにしましょう。

◆自分の体の変化に注意しよう
 抗凝固薬は血管内に血栓ができないように血液を固まりにくくする薬です。そのため何らかの理由で出血した場合にはその対策が必要となります。高齢になると、転倒したり、つまずいたり、何かにぶつけたりして出血することが増えます。この時、抗凝固薬を服用していると止血が難しくなりますし、処置が遅れることで致命的になることもあります。特に注意が必要なのは頭を打った時で、高齢者は皮膚の毛細血管自体がもろくなっており、同時に脳内の血管壁が薄く破れやすくなっているため脳出血を起こしやすいのです。
 日本は高齢化が進み、健康を維持することで健康寿命を延ばすことが求められています。そのため、毎日の食事内容・適度な運動習慣・睡眠時間の確保・脱水症状を起こさないための十分な水分補給など日常生活でのケアが極めて重要となります。また、高齢者のいる家庭では慢性疾患の病名や服用している薬の名前などの情報を共有することも大切です。
 心房細動によって、心臓の収縮が行われず血流が滞ることで、心房内に血栓が形成されます。その血栓が血流に乗って脳に運ばれれば脳梗塞を起こし、心臓に運ばれれば心筋梗塞を起こします。これが心原性塞栓症であり、死に直結する病気です。そうなる前に自分の体の変化を見落とさないように心がけ、酸素たっぷりの水分を十分に摂り、血液や血管を元気に保ちましょう。

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VOL.203『高血圧や動脈硬化の原因はカルシウム不足』 [体]

◆メタボは要注意
 今日、肥満は生活習慣病(メタボ)の代名詞とされ、特に内臓脂肪型肥満のリスクが高いとされています。内臓脂肪型肥満では血管の動脈硬化により高血圧・糖尿病・高脂血症を起こしやすくなります。
 脂肪細胞は主にエネルギーを蓄積する役割を持ちますが、アディポネクチンという生理活性物質も分泌します。アディポネクチンには動脈硬化を防ぐ善玉成分と、インスリンの効き方が悪化し動脈硬化を促進する悪玉成分があります。肥満でない状態ではアディポネクチンがバランス良く分泌します。ところが内臓脂肪が過剰に蓄積すると善玉が減少し、悪玉が増えて高血圧や動脈硬化、血糖値の上昇、インスリンの効き方の悪化が生じ、生活習慣病に進行します。つまり、メタボな体型のまま放置しておくと血管壁が狭くなり、動脈硬化が起こって心筋梗塞や脳卒中などの慢性疾患になりやすいということです。

◆高血圧と動脈硬化
 高血圧と動脈硬化は深い関係にあり、高血圧であれば動脈硬化になり、動脈硬化であれば高血圧になります。高血圧が続くと動脈の太い血管も障害を受けますが、毛細血管はさらに強く障害を受けます。傷ついた血管は脆くなり、血管内で出血が起きたり、詰まったりする箇所が増えます。
 高血圧や動脈硬化の原因の一つは塩分の摂り過ぎです。塩分の多い食品を摂取すると、血液中のナトリウム量が増え、これを体内の水分が薄めます。すると、血液中の水分が増えて血管が膨らみ、血管壁が圧迫されるため血圧が上昇するのです。
 血管は平滑筋という筋肉からなり、これが収縮すると血管は狭くなり、拡張すると広がります。平滑筋は自律神経のコントロール下にある筋肉なので、カラダの必要に応じて収縮したり、拡張したりしています。血管平滑筋が収縮して高血圧になるのはカルシウム不足が原因です。血液中のカルシウム濃度は常に一定に保たれています。そのためカルシウムが不足すると、副甲状腺ホルモンが分泌され、骨からカルシウムを溶かし出して補います。この時必要以上のカルシウムが溶け出してしまうのです。すると血管の細胞内に余分なカルシウムが取り込まれ、蓄積します。カルシウムの摂取が十分であればこのようなことは起こらず、高血圧にもならないのです。
 塩分摂取量が少なければ細胞の水分量が一定に保たれるので、細胞内外のカルシウムイオンのバランスは乱れません。ところが、塩分摂取量が増すと細胞内にナトリウムイオンが増え、ナトリウムイオンを細胞外に出してカリウムイオンと交換することができなくなるためナトリウムイオンとカルシウムイオンの交換が起き、カルシウムイオンが細胞内に取り込まれてしまうのです。その結果、細胞内にカルシウムイオンが増えるので高血圧になります。

◆カルシウムは命の炎
 このようなメカニズムからカルシウムの摂取不足や塩分の摂り過ぎが、高血圧や動脈硬化の原因と考えられています。この傾向は加齢とともに強くなっていきます。つまり、健康寿命を維持することは、毎日がカルシウム欠乏との戦いでもあり、人間の宿命とも言えます。これは人類の進化の過程に起因します。人類の先祖である生命体は海中で生存していて、カルシウムイオンを細胞内1に対して細胞外1万の比率にしたり、骨や歯に99%、血液中に1%の割合を常に一定に維持するバランスを整えました。これは奇跡のバランスと呼ばれ、こうすることで生命の恒常性が維持されているのです。これが『カルシウムは生命の炎』と言われる所以です。

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VOL.202『慢性腎臓病になっていませんか?』 [体]

◆慢性腎臓病の怖さ
 今日、中高年齢者に肥満や動脈硬化、高血圧、糖尿病を引き起こすメタボリックシンドロームになる人が増えています。厚生労働省によれば40〜70歳の男性2人に1人がメタボの予備軍とされ、さらに脳血管疾患のリスクを高める慢性腎臓病が2000万人以上いると言われています。
 腎臓病はかなり進行するまで自覚症状が表れません。ですから健康診断で尿に異常があると指摘されても、軽く考えて放置しがちです。しかし、自覚症状が表れてからでは遅いのが腎臓病の怖さで、気づいた時にはすでに慢性腎臓病になっているかもしれないのです。慢性腎臓病になると高血圧・脳卒中・心臓病・脳血管疾患を起こして死に至る場合もあります。

◆腎臓の働き
 腎臓は2個あって、重さ150gのそら豆型をした臓器で、心臓から送られてきた全血液の余分な水分や老廃物をろ過する働きがあります。つまり、汚れた血液をクリーニングする場所です。腎臓内で血液をろ過する装置を糸球体と呼びます。糸球体は毛細血管が集まった糸毬のような構造で、1日150ℓ ほどの血液をろ過します。150ℓ 中には水分・糖・塩分に加えてカルシウムやビタミンなどミネラル成分の栄養素が含まれており、その99%は尿細管で再吸収されて血液中に戻され、残りの1%が尿として排出されます。尿は血液から作られるのです。
 腎臓は生命を維持するために、環境の変化に対して体内環境が変化しないように体温を常に一定に保ったり、ミネラル成分の排泄や再吸収を調節して、体液の量と電解質バランスが一定に保たれるように調節しています。体液の量が多くなると血圧が上昇し、少ないと血液循環が滞ります。体液は各細胞が生きていくための栄養素で、このバランスが変動すると細胞は正常に働けなくなります。体液は常にpH7. 35〜7. 45の弱アルカリ性に保たれています。この体液の弱アルカリ性を保つのがカルシウムイオンです。
 また、腎臓は造血作用にも関与しています。腎臓では、ビタミンDが紫外線を浴びることで活性型ビタミンD3に変換し、カルシウムの吸収性を高めます。活性型ビタミンD3の関与が低下するとカルシウムの吸収性が低下し、骨が脆くなって骨粗鬆症を引き起こします。
 腎機能が慢性的に低下した状態が腎不全です。この腎不全の機能を回復させる治療法が人工透析です。医療の進歩の中で最も輝かしい一つに人工透析があります。この治療法によって腎不全でも生存が可能になったのです。週3回の人工透析で血液中の老廃物が除去され、尿毒症の症状を抑えます。しかしながら人工透析でも腎臓のすべての働きを代行することはできません。重要なホルモンであるエリスロポエチンは作れませんし、カルシウムの吸収性を高めることはできないのです。ですから、腎不全では免疫力・抵抗力が低下し、ガンのリスクが高まり、記憶力や認知機能などの脳の働きも低下します。つまり、腎機能の働きを維持することで健康長寿になるということです。

◆腎臓に負担をかけない
 腎臓への負担を軽減し、腎臓を長持ちさせるためには、水分摂取量を増やし、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分を十分に補給することです。太古の昔、生物は海から陸に上がるように進化しました。この時最も進化したのが腎臓です。海水とヒトの体液は成分が似ており、この機能を腎臓内に取り入れ、体液中のカルシウム濃度とも関連させました。
 沈黙の臓器と呼ばれる腎臓は休まずに働き続けています。生命維持に極めて重要なため2個用意されているのですが、負担がかからないような生活習慣が望まれます。

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VOL.198『便秘とその対策』 [体]

◆便秘の人が増えている
 近年、欧米食の一般化によって日本では便秘になる人が増加傾向にあります。2013年の厚生労働省の調査で、便秘の人は480万人とされ、特に70歳以上の高齢の女性に多いことが分かっています。男性の便秘も増えており、同時に下剤依存症でもあるようです。
 便秘には明確な定義はありませんが、排便が週に1回程度で、下剤を使わなければ排便できない状態の人が便秘症とされます。また、排便は毎日あるがお腹が張る・便が出てもスッキリしない、また1日おき程度で排便はあるがガスが出ない、お腹が張って痛い・苦しいなど、腸内フローラ環境の悪化による腸の不調を訴える人が急激に増えています。このような人は停滞腸と呼ばれ、便秘症ではないが排便力が弱っています。大腸内にガスが溜まり、ガスが胃を圧迫して働きが悪くなると、腸の蠕動運動の低下や逆流性食道炎につながります。
 排便とは便を介して老廃物を排出することです。食物に含まれる栄養素は吸収され、有害成分や体内に生じた毒素は老廃物となって大腸に運ばれます。この老廃物が大腸内に長時間とどまると大腸ガンの原因になります。老廃物の蓄積は血液の悪化や代謝の障害を起こし、腹部の膨満感や腹痛の原因となり、むくみ・冷え性・肌荒れ・ニキビ・体臭などの症状を起こします。

◆腸内フローラと蠕動運動
 便秘は腸内環境が悪化している証拠で、腸が正常に働いていないことを示します。腸内にはウェルシュ菌などの悪玉菌が増え、免疫力が低下して老廃物を排出できません。腸内細菌は食事から栄養素を摂取し発酵を促進し、さまざまな代謝物を産生します。これがガス(おなら)で悪臭成分の素となります。食物繊維は腸内細菌の栄養で短鎖脂肪酸を生成し、悪玉菌の増殖を防止してガスの発生を抑制します。
 腸の周りには1億個以上の神経細胞が集合し、脳や脊髄からの指令を受けずに独自に蠕動運動を起こします。腸の蠕動運動は食物の消化吸収の役割を持ち、便意を起こし、食物の分解、酵素やホルモン分泌を促します。また、腸は他の臓器に直接指令を出すことから、第2の脳とも呼ばれます。腸の蠕動運動は腸管内に内容物が通ると、その近くの神経細胞が感知し、腸管を動かす指令を筋肉に伝え腸管の収縮と弛緩の動きで内容物が移動します。
 家では排便できるのに会社や出張先では緊張して排便できない人がいます。これは自律神経の副交感神経が抑制的に働くためです。自律神経は心臓の鼓動や体温調節のように自分の意思とは無関係に働く神経のことで、カラダを活動の方向に導く交感神経と、安静の方向に導く副交感神経があります。リラックスすると副交感神経が優位に働いて、腸の蠕動運動が活発になり、排便を促します。それに対して緊張して交感神経が優位になると、蠕動運動は鈍くなり排便が抑制されます。
 ストレスや生活習慣の乱れで交感神経と副交感神経のバランスが乱れ、交感神経が優位になると便秘になります。ストレスが過剰になると精神的な不調がそのまま腸の不調になり、便が溜まり、お腹が張って、腹痛となります。神経細胞の数は脳の次に腸が多いそうです。

◆便秘を予防する
 便秘を予防する方法の一つは、朝食をしっかり摂ることです。朝、食物繊維や水分補給をすることで腸の蠕動運動が活発になります。食物繊維は不溶性と水溶性を2対1の割合で摂取できます。イタリアでは子供の便秘予防としてスプーン1杯のオリーブオイルを飲ませます。オリーブオイルの中のオレイン酸が効果的なのです。日本では植物性乳酸菌を多く含む味噌・醤油・漬物やマグネシウムを多く含むニガリ成分などが有効とされています。マグネシウムはストレスで消費しやすいのでたっぷり摂取しましょう。
 なお、トイレでの便意にはロダンの考える人のポーズが有効で、蠕動運動を促進するそうなので便秘の人は試してみてはいかがでしょう。

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VOL.196『肝臓にも分岐鎖アミノ酸』 [体]

◆分岐鎖アミノ酸とは
 今年の夏は、リオデジャネイロ五輪で日本選手たちの活躍が際立ちましたね。一方、ロシア選手の一部はドーピング違反の問題で参加できませんでした。運動選手の中には競技に勝つために、筋肉を増強したり、敏捷性を高めるような薬物を、飲んだり注射したりする人がいます。薬物使用の有無は尿検査で薬物濃度を調べることで明確になります。
 日本人選手は、日本で開発された分岐鎖アミノ酸(BCAA:バリン・ロイシン・イソロイシン)のサプリメントを試合前や試合後に飲む人が多いそうです。分岐鎖アミノ酸は筋肉量を増やし、筋肉のエネルギー源となるアミノ酸で、肝臓を通して筋肉に運ばれ30分後に優先的に取り込まれます。分岐鎖アミノ酸のサプリメントは選手のみならず、スポーツを愛好する人々に広く浸透しており、筋力増強や筋肉疲労の改善に効果があることが証明されています。分岐鎖アミノ酸は、体内に含まれる必須アミノ酸なので副作用は全くありません。そして運動以外にも肝臓障害のある人への効果が証明されており、治療薬として使用されています。

◆治療薬として使われている
 肝臓は、横隔膜の下の腹部右上から中央にかけて位置する体内で最大の臓器です。もし肝臓に障害があり、アルコール中毒などで腫れている場合、指で押してみれば分かります。肝臓は血液中のアミノ酸濃度(アルブミン濃度)が常に一定に保たれるように、アミノ酸代謝の調節の中心的役割を果たしており、老廃物の解毒を行っていますが、機能不全に陥ると体内のアミノ酸バランスが大きく崩れ、さまざまな障害を起こします。
 肝臓は常に休むことなく働き続けるので疲労が蓄積しやすく、沈黙の臓器と呼ばれるように慢性疾患になるまで症状が現れません。そして慢性疾患になると肝細胞の壊死が進み、長期化すると肝硬変になります。肝硬変は肝細胞が壊死した細胞を修復するために硬くなり、著しく機能低下して、10〜30年経過すると多くの場合肝臓ガンに移行します。肝硬変になると血液中のアミノ酸濃度に変化が現れ、分岐鎖アミノ酸濃度が低下します。一方、肝臓で代謝されるチロシン・フェニルアラニン・トリプトファンなどの芳香族アミノ酸の濃度は増加します。肝硬変では肝臓の分岐鎖アミノ酸が分解されるので筋肉が痩せて減少します。
 このように血液中・組織中・筋肉中の分岐鎖アミノ酸が減少すると、タンパク質が生成されないので栄養状態が悪化します。例えば、食べ過ぎで肥満であっても、分岐鎖アミノ酸の摂取が少ないと、むくみ・腹部に水が溜まる・肝臓が肥大するなどの症状が出ます。つまり栄養失調で、摂取するタンパク質のアミノ酸組成が悪化することで肝硬変が起きるのです。

◆健康のために分岐鎖アミノ酸
 肝硬変が原因で意識障害を起こした患者に、分岐鎖アミノ酸を4週間投与した臨床試験では、血液中のアミノ酸バランスが改善され、体内のタンパク質量が増加しました。この結果から、分岐鎖アミノ酸が肝硬変患者のタンパク質代謝には不可欠であることが証明されました。
 また、分岐鎖アミノ酸を2週間飲むことで血液中のタンパク質濃度やアルブミン濃度が増加したケースもありました。その結果、高価なアルブミン製剤の注射の使用を抑制することができたという臨床試験の効果も報告されています。
 分岐鎖アミノ酸は筋肉量を増やし、筋肉のエネルギー源になるだけでなく、肝機能の障害にも効果が発揮されることが証明されています。日頃から健康な人や運動をしない人でも分岐鎖アミノ酸を飲み続ける習慣を身につけてはいかがでしょう。

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VOL.195『夏の日差しから肌を守る』 [体]

◆体の中から保湿するアミノ酸
 夏になり、女性にはお肌の大敵となる太陽の光(紫外線)が一段と強くなってきました。最近は皮膚の手入れによって潤いを補うのではなく、細胞の中で自ら水分を作り出すという新しいスキンケアの試みがあります。これはALA(5−アミノレブリン酸)と呼ばれるアミノ酸の一種で、細胞内のエネルギー産生を促進し、全身の皮膚の健康に寄与するといいます。
 ALAを配合した化粧品で効果を試験したところ、10日間で肌の角質層の水分量が平均1.8倍、弾力性が3倍に上昇したといいます。数日間で肌のハリが感じられ、シワや肌のキメなども改善されるそうです。目元など皮膚が薄く、乾燥しやすい部分ほどその違いが顕著だったとのことです。
 ALAは全身の組織に存在するアミノ酸で、鉄分と結合し、ヘムと呼ばれる物質となり、細胞内のミトコンドリアでエネルギーに変換され、ともに代謝水を放出するといいます。ALAと鉄分は分子量が小さいため肌に浸透しますが、美容成分の代表であるコラーゲンやヒアルロン酸などはタンパク質で分子量が大きいため、角質層を通して表皮の最下層部に存在する基底膜、さらに深い真皮までには届きません。ALAの体内での保有量は10代後半でピークとなり、その後減少していくといいます。

◆化粧品は角質層まで
 皮膚の表面は弱酸性で守られていて、外部からの異物が入り込むことを防ぐバリア機能を持っています。一般の化粧品が皮膚から浸透するのは表皮の一部の角質層までです。角質層にある水分と油分が混ざった成分を細胞間脂質と呼びます。その中心となる成分がセラミドです。角質層は体内の水分の蒸発を防ぐ役割を担っていて、体外からの化学物質の刺激や異物の侵入を防ぐ働きがあります。化粧品に含まれる保水液(水分や電解質など分子の小さいもの)などは角質層の隙間を浸透していきますが、その内側、深部の表皮まで到達することはありません。化粧品の作用が及ぶ範囲は薬事法で角質層までと決まっており、浸透は角質層に限られています。また、タンパク質成分を含んでいる化粧品は分子量が大きいので角質層まで浸透することはできません。
 アミノ酸が2個以上結合しているものをタンパク質といいます。例えばヒアルロン酸はタンパク質なので角質層まで浸透することはできませんが、水分を取り込む能力が高いので保湿効果はあります。化粧品を落としてくれる洗顔料やクレンジング剤には界面活性剤が含まれており、肌の油分や水分を溶かして同時に落としてしまいます。界面活性剤は油分であるセラミドも剥がしてしまうので、肌の乾燥が進みます。保湿剤にも界面活性剤を含むものがあり、肌の保水力は低下します。

◆直射日光を避けて肌を健康に
 薬用化粧品というのは医薬部外品のことで、こちらは薬事法で認定されていますが、ある程度の副作用も許されています。化粧品は薬事法によって医薬品のような効果を宣伝することができません。また医薬品のような効果や効能は期待できませんが、その分副作用もありません。副作用が認められる化粧品は薬事法違反となります。
 スキンケア化粧品で日焼け止め化粧品には紫外線をカットして肌の白さを保つという機能と、保湿化粧品で肌の湿度を保つ働きがあります。これらはどちらも自身の本来の状態を保ち、皮膚の細胞の健康を保つための化粧品と言えます。とはいえ、夏の日差しが強い時にはなるべく直射日光を浴びないに越したことはないようです。

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VOL.187『ロコモ時代の分岐鎖アミノ酸の働き』 [体]

◆タンパク質の働き
 高齢化が進む今日、筋肉の減少によるロコモティブシンドロームによって、骨が脆くなり骨折するという老化現象が問題になっています。その筋肉を作る栄養素がタンパク質です。
 DNA(デオキシリボ核酸)は遺伝子の本体であり、そこにはタンパク質を作るための設計図が書き込まれています。タンパク質は3〜4万個程度のアミノ酸からなり、20種類ほどのアミノ酸が鎖のように連結した構造になっています。タンパク質の働きの主要なものに酵素があり、体内の基礎代謝の反応を進めます。酵素は生命の維持を基本とし、食物の消化・エネルギーの供給・情報の伝達などの働きがあります。

◆分岐鎖アミノ酸とは
 人間のカラダの20%はタンパク質でできています。カラダを構成する筋肉・皮膚・毛髪・爪・骨・内臓・血管、さらに血液や酵素、ホルモンなどもタンパク質からできているのです。また、免疫と呼ばれる防御機構にもタンパク質が関与しています。外界から病原体が侵入した際、例えば、ウイルスの場合、ウイルスが持つタンパク質(抗原)に対して特異的に結合する抗体(免疫グロブリン)ができます。これもタンパク質です。
 タンパク質は20種類のアミノ酸が数百から数万個連結してできており、命の素とも呼ばれます。アミノ酸は必須アミノ酸と非必須アミノ酸に分けられ、体内で作ることのできない必須アミノ酸は9種類で、そのうちの分岐鎖アミノ酸(BCAA)と呼ばれるバリン・ロイシン・イソロイシンは生命維持に最も重要で、スポーツには欠かせない栄養素です。
 この必須アミノ酸は食事やサプリメントから摂取することが必要であり、特にスポーツに取り組む人には欠かせない常識となっています。近年、栄養化学の分野では筋肉増強や体力増進には体内で筋肉を作る材料となるBCAAが注目されています。
 筋肉は一時的に激しい運動などで破壊されると、筋繊維の修復・回復回路にアミノ酸、特にBCAAが使われます。筋肉回復のピークは運動後30分〜2時間まででその際にBCAAが吸収され使われます。アミノ酸が吸収されるまでにかかる時間を考慮すると、なるべく早い時間の摂取が有効です。同時にアミノ酸は体内で必要に応じて糖を作る役割があり、その糖が脳の働きを活性化し、維持します。運動を持続できれば筋力がアップし、その結果、基礎代謝が上がるのでダイエット(肥満防止)にも効果的です。加えて、筋肉の疲労軽減や
回復にも役立ちます。

◆さまざまな可能性
 運動時以外にも、常時BCAAを摂取しておくことで、筋肉や体内に十分量のアミノ酸をプールすることができ、分解を抑制できます。BCAAを持続的に摂取すると体内でのタンパク質合成が促進します。これは運動後の筋肉痛を軽減するばかりでなく、睡眠中のこむら返り(足がつる)にも有効です。
 運動量と筋肉痛との関係とBCAA投与の有効性の研究では、運動習慣のない人に運動15分前にBCAAを摂取させ、20回のスクワットを7セット繰り返してもらって翌日以降の筋肉痛を調べた結果、筋肉痛が軽減する結果が出ました。BCAAは運動前に摂取することで筋肉の回復を助け、疲労回復を早めることが分かりました。
 アミノ酸はカラダを作る材料であり、病気を回復させる栄養素です。アミノ酸は免疫力の向上、集中力の向上、消化器系の機能向上、美肌効果、睡眠・アルコール代謝の向上を助けます。夏バテ防止や健康増進、老化防止にも効果があるといいます。最近の研究によってBCAAの作用が種々に渡って明らかにされており、今後の研究に期待が持たれます。

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VOL.185『ケトジェニック体質で肥満予防』 [体]

◆飢餓から肥満へ
 人類の歴史は、ほとんどが飢餓との闘いの日々でした。それゆえ、子孫を残し繁栄するために食物を豊富に摂取し、肉体的に豊満な女性、美と愛の女神ヴィーナスが人々の理想の女性像だったのです。
 今日、日本では唐揚げや焼き鳥・焼肉・ラーメン・乳製品・ケーキ・アイスクリームなどの高脂肪・高糖質の食品が食卓にのぼり、間食や夜食ではファーストフードやスナック菓子、アルコール飲料を毎日のように摂っています。しかも、早食いでほとんど運動をしない生活を続けていれば、肥満体質を受け継いでいなくても高い確率で肥満になります。特に日本人は、欧米人より飢餓の時代が長かったため30%の人が肥満遺伝子を持っていて太りやすいのだそうです。

◆ケトン体が脂肪をエネルギーに
 2008年、厚生労働省はBMI(体格指数)で25以上を肥満とし、日本人の28.6%が太っていると診断しました。しかし、WHO(世界保健機関)の基準はBMIが30以上を肥満としており、世界基準での肥満は3.4%とむしろ痩せているといえます。ところが日本人は糖尿病になりやすいのです。つまり、日本人は欧米人に比べて肥満を原因とする生活習慣病になりやすいため、このような基準となったのです。
 日本人の血液中に存在するブドウ糖(血糖)のほとんどが米・パン・うどん・そばなどの炭水化物からできています。食物は消化吸収され血糖となって細胞に運ばれ、細胞内のミトコンドリアでエネルギー源として産生されて脳や筋肉そして各臓器に供給されます。余った血糖のブドウ糖は、肝臓や筋肉内にグリコーゲンとして貯蔵され、いざという時に分解されてエネルギーとして供給されます。この仕組みを解糖系エネルギー回路といいます。
 食事で摂取したブドウ糖のエネルギーは3〜4時間で消費されます。肝臓に蓄えられたグリコーゲンも12〜13時間で消費されます。すると肝臓では筋肉内のアミノ酸(タンパク質)や中性脂肪を分解してブドウ糖を合成します。これがエネルギー回路の糖新生で、極端な絶食時に限り生命維持のために使用されます。そのような状況になる前に動き出す糖新生があり、これが中性脂肪から分解された遊離脂肪酸で、血液中から肝臓に運ばれケトン体と呼ばれる物質に合成され、エネルギー源として体内に供給されます。これが『ケトン体回路』と呼ばれるエネルギー生産回路であり、ヒトは飢餓時代にこのケトン体回路で生命を維持しました。

◆ケトジェニック体質になろう
 肥満を予防するには糖質を制限することです。糖質を制限すると、ケトン体がブドウ糖の代わりに脂肪を体のエネルギー源に変えてくれるからです。ケトン体が増えれば脂肪が燃焼し、血糖値が下がります。ケトン体研究は近年急速に進み、ケトン体食が肥満はもちろん、糖尿病やメタボの予防、認知機能の維持、老化予防に役立つという論文が増えています。
 ブドウ糖になる糖質を極端に制限すると、中性脂肪が分解されてケトン体が合成され、このケトン体がミトコンドリアで代謝されてエネルギーとして利用されます。脳はエネルギーが5分間遮断されると死に至りますが、ケトン体があればエネルギーにできるのです。ケトン体で脂肪からの脂肪酸を分解すればダイエット効果も現れます。これが糖質制限によるダイエット効果で『ケトジェニック体質』と呼ばれます。
 ケトン体を増やす食品には、肉類・魚介類・海藻類・大豆食品・食物繊維(野菜)がありますが、加えてビタミン類やミネラル成分を十分に補給すればさらに効果が上がります。ケトン体食で肥満や生活習慣病を予防しましょう。

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